アメリカ国内線の個別手配の仕方

アメリカ国内線ってどうやって手配したらいいんだろう?

今日は、前回に続き、ディズニクルーズでフロリダを訪れた時のお話をさせていただこうかなと思います。アメリカ国内線の選び方やアメリカン航空を例にした航空券の発券方法などについて、お話しさせていただく予定です。では、話を進めていきましょう!
アメリカン航空のロゴ。かっこいいです。アメリカン航空のサイトより。


有償航空券 or 特典航空券

前回のブログでも軽く触れましたが、フロリダ訪問はニューヨーク経由だったのですが、成田(NRT)・ニューヨーク(JFK)は特典航空券で発券をしたのですが、ニューヨーク(JFK)・フロリダ(MCO)間は別の航空券として手配することになりました。
詳細はこちらでは割愛をしますが、実際には、成田・フロリダ間を特典航空券で発券することは可能です。その場合、JALはフロリダ(MCO)の直行便が存在しない為、「JAL国際線特典航空券」ではなく「JMB提携航空会社特典航空券」で発券を行う必要があります。
この、2つの特典航空券の違いについては、また、別の機会にお話ができればと思います。
JALアメリカへの直行便就航路線。JALのサイトより。


ちょっと話は逸れましたが、今回、JFK・MCO間については、個別手配となったので、
  • 航空券を購入して発券
  • ワンワールドもしくはスタアラの特典航空券を発券
と言ったいくつかの選択をすることが可能となりました。ちなみに、スカイチームのマイルは持っていないので、選択肢には入っていません。スカイチーム好きな方、すみません。。

今回は、ニューヨークまでの国際線を特典航空券で発券したため、アメリカ国内線については、有償発券とすることにしました。
後述しますが、現在、アメリカン航空はJFK・MCO間の直行便はなく、シャーロット空港経由便となりますが、発券に必要なフライトマイルは、23,000マイルです。さらに、手数料として1,200円が必要です。うーん。高いですね。マイルは、換算価値が1マイルあたり2.5円以上なので、ざっと往復60,000万円くらいの金額になる計算です。JAL便の運用はありませんので、JMB提携航空会社特典航空券での発券となります。

この後、「どの航空会社・どう言った便を利用するか」をどう絞り込んで言ったかをお話ししたいと思います。

選択肢の絞り込み方 その① 経由地

今回、最優先にした条件は、「JFKとMCOの直行便」です。
地図を見ていただくとわかるのですが、JFKとMCOは938マイル(およそ1,510km)と結構距離が離れています。(ちなみに、羽田から那覇くらい離れていて、羽田からソウル(およそ1,200km)よりも離れています。)その為、直行便以外にも経由便などいろいろな選択肢が存在しています。
ただ、経由便とすると乗継時間などが発生してしまいますし、乗り遅れなどのリスクが上がると思ったため、直行便の利用を最優先と設定しました。

選択肢の絞り込み方 その② 価格

次に考えたのが価格です。
アメリカは、LCCも非常に発達しているのですが、実は、JFK・MCO路線は航空会社という観点では、選択肢はあまり多くありません。現存している直行便は、DELTAとJET BLUEのみです。ただし、私がフロリダを訪れた際は、アメリカン航空もJFK・MCO間の直行便が存在していました。

アメリカ国内の航空券の値段の検索は非常に簡単で、google で「JFK MCO」と検索するとすぐに調べることができます。
検索結果には、google が選択した適当な日付が設定されているのですが、「フライト」タブをクリックすると、自由に往路・復路の日付を選択できます。
JFK MCOのフライト検索結果


任意の日付に変更した後の検索結果

今回の検索結果では、Jet BlueとDeltaが同じ金額になりましたね。
価格競争をしており、両社ギリギリのラインで価格設定をしているのでしょう。往復で12,000円台という非常にリーズナブルな結果となりました。

現在は、2社の対立となっていますが、お伝えした通り、私がオーランドを訪れた時はアメリカン航空も同路線に乗り入れており、価格はほぼほぼ3社とも同じような金額であったと記憶しています。ちなみに、往復で32,400円でしたので、価格競争の結果、1/3程度まで金額が下がったようですね。
アメリカン航空が同路線を撤退したのも頷けます。。

選択肢の絞り込み方 その③ 利便性

ということで、2つ目の選択肢である、価格は各社横ばいで差がつきませんでした。
その為、最終的には、各社の利便性という観点で選択をすることになるのですが、そうなると、選択肢はアメリカン航空の1択しかありません。
というのも、この時、私はすでにJGC取得済みで、ワンワールド・サファイア相当のステータスがあった為、アメリカン航空を選択した場合、ワンワールド・サファイアのサービスを享受できたからです。
oneworldのロゴ。oneworldのサイトより。

アメリカン航空におけるワンワールド・サファイアのサービス

以下に、ワンワールド・サファイアで受けられるサービスを記載しています。
  • Business Class priority check-in (ビジネスクラス用優先チェックイン)
  • Preferred/pre-reserved seating (優先・事前座席予約)
  • Waitlist/standby priority (キャンセル待ち優先・空席待ち優先)
  • Access to Business Class lounges (ビジネスクラスラウンジアクセス)
  • Priority boarding (優先搭乗)
  • Extra baggage allowance (手荷物許容量の優待)
  • Priority baggage handling (優先的な手荷物の取り扱い)
  • Complimentary Main Cabin Extra seats (無料のMain Cabin Extra シートの利用)

多くは、JALが提供しているサービスと変わらないのですが、Complimentary Main Cabin Extra seats というのは、JALにはないサービスですね。
アメリカン航空ですが、JALよりも座席種別が多く、ファースト/ビジネス/プレエコ/メインキャビン・エクストラ/メインキャビン/ベーシックエコノミーと分かれています。ただし、必ずしもすべての機材に上記のクラスがすべて備わっているわけではありません。

ファーストやビジネスについては、国際線などの長距離路線では、Flagshipファーストクラス/Flagshipビジネスクラスと呼んでいたりします。
Flagshipというのは、「旗艦」という意味がありますが、どちらかというと、「最高の」という意味合いで使っているようですね。

アメリカン航空のflagshipファーストクラスの座席。いつかは乗ってみたいなぁ。アメリカン航空のサイトより。

アメリカン航空のキャビンの違いと優先搭乗グループ

メインキャビン・エクストラですが、メインキャビンに比べて座席がちょっとだけ(足元が6インチ(15.2cm)くらい)広く、また、スナックやドリンクの無料サービスがあります。また、メインキャビンよりも優先的に搭乗することができます。

そうなんです。アメリカン航空、座席クラスによっては、ドリンクサービスもないですし、優先搭乗が非常に細かく分けられていて、いわゆるエコノミー相当であるメインキャビン/エクストラとメインキャビンでも搭乗順番を分けているんです。

ちなみに、アメリカン航空の優先搭乗は、9グループに分けられており、それぞれ、以下の通りとなっています。
  • グループ1 ファースト/任務中の米軍関係者
  • グループ2 Executive Platinum/oneworld Emerald
  • グループ3 Platinum Pro/Platinum/oneworld Sapphire
  • グループ4 Gold/oneworld Ruby/AirPass/プレミアムエコノミー 
  • グループ5 メインキャビン・エクストラ
  • グループ6 グループ6が設定されている場合
  • グループ7 グループ7が設定されている場合 
  • グループ8 グループ8 ヨーロッパ、南米発着のベーシックエコノミー 
  • グループ9 米国、カナダ、中米、メキシコ、カリブ海諸島内のベーシックエコノミー
うーん。めっちゃ細かいですね。複雑に分けすぎてるから、いつも搭乗にめちゃくちゃ時間かかってるんじゃないかと思ってしまいます。

ということで、話がちょっと長くなってしまいましたが、ワンワールド・サファイア会員の場合、この、メインキャビン・エクストラを無料で予約で予約できます。

私は、そもそも、デルタやJet Blueのマイレージ会員ではないので、仮に、上記のようなサービスがあったとしても、サービスを受けられませんので、上級会員向けサービスが決め手で、 アメリカン航空で発券することに決めました。

アメリカン航空券の発券までのお話

さぁ、これで、利用する航空会社が決まりましたので、あとは、航空券の発券です!

海外航空会社の発券ですが、手順は非常に簡単です。以下、それぞれのSTEPで説明しますね。

STEP1 フライトの選択

アメリカン航空の公式サイトに移動し、「フライトを検索」を選択します。
ちなみに、アメリカン航空のアプリで発券を試みてみたんですが、英語だったのと、最後の支払いのタイミングで、クレジットカードの支払い地域で「日本」を選択するとそれまでのやり取りがゼロリセットされた状態で、ブラウザの公式サイトに強制移動させられるので、公式サイト経由で購入を始めることをお勧めします。僕の使い方が悪かっただけかもしれませんけど。。



出発地・目的地・搭乗予定日などを選択し、「検索」ボタンを押します。今回は、わかりやすく直行便の手配を行うために、SFO(サンフランシスコ)とLAX(ロサンゼルス)を出発地・目的地としてみました。


いくつか、選択肢が出てきますね。

「ベーシックエコノミー」と「メインキャビン」については、座席クラスの違いということは先述した通りです。「ベーシックエコノミー」ですが、「アップグレード対象外(つまりアップグレード不可)」という制約があるので、注意が必要です。

先述した、「メインキャビン・エクストラ」への上級会員向けの無償アップグレードを利用したい場合は、このタイミングで「メインキャビン」を選択しておく必要があります。

フライトは、いくつかの選択肢が出てきます。
時間帯や途中経由などをみて、ご自身にあったフライトを選択してください。「ストップオーバー」とは、途中経由です。経由地に用事があるなどの理由がなければ、直行便を選択します。

American Airlines (AA3196) 運行航空会社 SKYWEST AIRLINES AS AMERICAN EAGLE
とあります。これは、スカイウェスト航空が運航する機材をアメリカンイーグル航空として運航し、アメリカン航空として発券する共同運行便ということを示しています。

選択したいフライトの金額が書かれた枠をクリックすると、すぐに「ファーストクラスにアップグレード」をオススメされますが、ここは無視して、一番下までスクロールし、「次へ」ボタンを押します。あ、もちろん、「ファーストクラスがいい!」という方は、アップグレードしてくださいね(笑)

復路も同様に、ご都合の良いフライトを選択し、一番下までスクロールし、「次へ」ボタンを押します。

STEP2 搭乗者情報の登録



この画面で、氏名・性別・生年月日・マイルプログラム・電話番号を入力します。
性別については、「非公開」や「指定なし」を選べるあたりが、ジェンダーに配慮のある、アメリカらしいポイントですね。

この画面で、「マイレージ航空会社」で「Japan Airlines」を選択し、JMBお得意様番号をマイレージ番号に入力することで、お得意様番号に紐づくワンワールドステイタスを自動で連携してくれます。この入力は、忘れないようにしましょう。また、入力したお得様番号と異なる氏名を入力した場合には、エラーが表示されます。

「Redress number」や「Known traveler number」、「Business Extra / On Business」については、多くの方の場合、記載不要です。それぞれ、該当する番号等をお持ちの方は、記載をしてください。

入力が完了したら、一番下までスクロールし、「次へ」ボタンを押します。

STEP3 支払い情報の入力

支払い方法を選択する画面が出てきますので、支払いをします。

と言っても、日本のサイトの場合は、クレジットカードしか入力できなさそうですね。
英語サイトでは、PayPalやアメリカン航空ギフトカードでの支払いなどができるようです。

英語サイトの支払い入力画面。いろんな支払い方法が選択できます。「Hold(確保)」という機能も利用できるようです。

「Travel Credit」という項目があったので、「なんのことだろう?」と思って、調べてみたら、クレジットカード会社などが、年間利用した金額などに応じて$200分プレゼントしてくれるような制度のようです。

また、「24時間であれば、無料で。それ以上であれば、時間に応じて有料で」、一時的な座席の確保なんていうのもできるみたいです。

ちなみにですが、アメリカン航空の英語版サイトの場合、支払いの前に座席選択画面が出てきます。この時、「メインキャビン・エクストラ」を選択することができるのですが、追加費用なしで選択ができます。
Total seatsが$0になっています。★マークは上級会員しか選択ができないようです。

日本語サイトの場合、事前に支払い画面が出てくるので、ちゃんと「メインキャビン・エクストラ」を無料で選択できるかどうかが確認できなかったのですが、おそらく、支払い画面の入力完了後、もしくは、予約確認画面にて「メインキャビン・エクストラ」が選択できるようになっているのだと思います。

英語版サイトでの購入ができるかを試してみたのですが、支払い情報入力の際に、日本語サイトに強制的に画面移動させられてしまったため、英語版サイトの購入がどういうステップになるか確認ができませんでした。すみません。

アメリカン航空のアメリカ国内線の発券手続きは以上です。

最後に

今回は、アメリカン航空での航空券の発券をメインに、アメリカでの国内線個別手配の仕方を記載してみました。日本語サイトがあり、入力も特に困らずにできそうで、アメリカン航空の日本重視の姿勢が見て取れますね。
ただ、アメリカ本国のサイトと日本サイトでは、座席選択の手順が違っていたりと、多少の違いがあるみたいです。次回、アメリカン航空の航空券を発券する機会があれば、改めて、座席手順を確認して、ご報告させていただきたいと思います。

今回の記事が、皆さんの参考になればと思います。

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