僕はマイル修行をこうやってみた(JGC取得編〜その③)
おさらい
これまでの搭乗ならびにFOPキャンペーンで、それぞれ、12,658FOY、13,788FOY、5,000FOPと取得し続け、達成率は62.9%となり、残すところ、18,554 FOPとなりました。
この後の戦略は、非常に多岐に渡ります。国内線だけにするのか、国際線も利用するのか。長距離路線?近距離路線?とんぼがえり修行?のんびり修行?などなど。
ただ、私も含めて、多くの方の場合、FOP単価を如何に下げるか、と言うことが大きな主眼になるかと思います。
修行戦略の基本は海外路線の活用
その上でも、すでに以前のブログでもお話をしてきた通り、海外路線と国内線をうまく組み合わせて、FOP単価の最適化を狙うことが重要となります。
国内線のみだと最適化は難しいのです・・・ |
国内線利用の場合、FOPが2倍となりFOP単価を下げられる可能性が高いですが、実際にどれくらいのFOP単価となるかを見ていきましょう。
FOPについては、FLY ON ポイント換算率だけではなく、搭乗ボーナスFLY ON ポイントも考慮すべきです。
JAL公式ページに記載されているFOP計算式から、改めて、FOP変動の要因を考えて見ましょう。
「マイル換算率」、「FLY ON ポイント換算率」、「搭乗ボーナスFLY ON ポイント」が搭乗クラスや予約クラスが変わった際のFOP変動の要因となります。
搭乗クラスは、非常に選択肢が多いため、組み合わせのパターンがいくつか存在することになるのですが、代表的ないくつかのパターンで、どれくらいのFOPが取得できるかをシミュレーションしてみましょう。といっても、実際のパターンは、実は、それほど多くはありません。
FOP単価を求める際に、運賃をはじき出す必要がありますが、この運賃を変動させる大きな要素の一つが、路線の人気度合いです。
人気路線であればあるほど、他社航空会社や新幹線などの複数の選択肢が存在し、競争原理が強く働く為に、距離単価が割安になることが期待される為です。
と言うことで、比較的FOP単価が良さそうな、羽田-福岡と言うドル箱路線を参考に、シミュレーションして見ます。羽田-福岡線の区間マイルは567マイルです。
以下、文字文字君が続きますが、読むのがめんどくさい方は、すっ飛ばして、表をご覧下さい。
国内線を利用した場合のFOP獲得
ある日の片道航空券の最安値は、時間帯によって変わりますが、「先得」という運賃種別で、14,700円〜20,200円となりました。
この「先得」ですが、マイル積算率は75%で搭乗ボーナスFLY ON ポイントは0となります。
一方で、搭乗ボーナスFLY ON ポイントが取得可能な「大人普通運賃」、「特便」の運賃は、(「先得」運賃が最安値の14,700円のダイヤと同じダイヤの場合で)それぞれ、42,300円および27,100円となります。それぞれのマイル積算率は、「先得」、「特便」、「大人普通運賃」で75%、75%、100%となります。また、FOP換算率は2.0となりますので、フライトマイルを2倍した値を獲得することができます。
これらの情報からFOP単価を求め、まとめると、下記の表のようになります。
運賃種別 | 片道運賃 | マイル積算率 | 搭乗ボーナス FOP |
FOP(片道) | FOP単価 |
---|---|---|---|---|---|
先得 | ¥14,700 | 75% | 0 | 850 | 17.3 |
特便 | ¥27,100 | 75% | 400 | 1,250 | 21.7 |
大人普通運賃 | ¥43,300 | 100% | 400 | 1,534 | 28.2 |
平均で22.4ですね。このように、単純に国内線のみでFOP獲得によるマイル修行を行うと、効率が非常に悪くなります。FOPでマイル修行を行う際には、概ねFOP単価10円前後を狙いたいところです。この調子で 50,000FOP となると、 112万円くらいかかっちゃいます。
国際線利用におけるメリット1(低距離単価)
そこで、利用されるのが、FOP換算率が1.5となるアジア路線です。
修行に人気のアジア路線 |
なぜ、アジア路線を利用すると、FOP単価が上がるのでしょうか?
それには、大きく、2つの要因があります。
- 距離単価が安い
- 国際線利用時の国内乗継便のFOP換算率
まず、1を見てみましょう。
先日のシンガポール路線でも見た通り、ある日のEconomy Saverでのシンガポール往復運賃は、諸税も含めて、¥65,430となりました。
当該航空券における区間マイルは3,312で、マイル積算率は50%でしたので、片道フライトマイルは1,656、往復では3,312フライトマイルとなります。
1フライトマイル辺りの運賃(すなわちフライトマイル単価)は、19.8です。
先程の羽田-福岡線では、フライトマイル単価は、34.6(先得)、63.8(特便)、 76.4(普通運賃)なので、HND-SIN路線のフライトマイル単価は先得よりも低い(つまり、安い!)と言うことがわかりますね。
国際線利用におけるメリット2(国内線乗継便利用のメリット)
次に、2つ目です。
通常、国際線を利用したマイル修行の場合、国際線路線のみを使うと言うことはありません。つまり、東京-シンガポールのみの路線を利用するということはなく、多くの場合は、沖縄(那覇)空港とのセットで利用されます。いわゆる、OKA-SINと言うやつですね。
なぜでしょうか?
これは、国際線乗継便の国内線のFOP換算率は搭乗クラスによらず100%以上となる(国際線をエコノミークラスで予約した場合は、100%)、ためです。
これは、非常に強力なアドバンテージでして、例えば、国内線を利用した場合、比較的安価な特便や先得を利用した場合、FOP換算率は75%ですが、この換算率が100%となると言うことです。
また、国際線利用の為の国内線乗り継ぎの場合、国内線の料金が非常に割安になります。
再度、例のシンガポール路線で見てみましょう。
羽田-シンガポールの場合、往復運賃は、諸税込みで65,430円でした。しかし、那覇から羽田乗継便とした場合の那覇-シンガポール路線の往復運賃は、諸税込みで、76,390円となりますので、単純に差額の10,960円で那覇-羽田間を往復移動できたことになります。
同時間帯の国内線のみの航空券を購入した場合、最も安価な先得の運賃ですら、往復30,000円程度かかりますので、いかに割安かがわかるかと思います。
国際線乗継時のFOP単価
ちなみに、単純に、10,960円で那覇-羽田を往復出来たとして、獲得できるFOPを考えて見ましょう。フライトマイルは984マイルで、国内線移動になりますので、FOP換算率が2.0です。なんと、往復のそれぞれで搭乗ボーナスFOPが獲得できるため、片道で獲得できるFOPは、984 × 2.0 + 400 = 2,368 となります。往復では、4,736 FOP の獲得ができるため、この路線だけでみたFOP単価は、なんと、驚異の2.3です。
この国内線移動と組み合わせることで、修行の効率を劇的に向上させることができるようになります。
最適な戦略の検討中 |
戦略確定その1
と言うことで、僕も、残りの18,554 FOP獲得において、鉄板のOKA-SINを組み込んだ修行をすることにいたしました。OKA-SINの修行一回で獲得できるFOPは、10,504です。と言うことで、OKA-SIN一回(10,504FOP)とHND-SIN(5,768FOP)となるので、OKA-SIN1回だと足りない。OKA-SIN2回だとFOPを稼ぎすぎると言うことで、少なくとも1回はOKA-SINを行う方針としました。
とりあえず、長くなってきましたので、今日はここまでにしますね。
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